今の季節、お散歩でもよく見かける子どもたちも大好きなタンポポ！

みなさんは、黄色いタンポポから綿毛になる過程を見たことはありますか？

実はあまり知られていないことがわかり、５月は子ども達と一緒にタンポポの観察をしてみました。

まずは、黄色いタンポポと綿毛のタンポポの写真を用意して、みんなでタンポポ探しにお出かけです。

歩きながら様々なお花を見つけたので、

保育士「これはタンポポかなぁ？」

子「ちがうよ～！」

保育士「こっちは？」

子「これもちがう～！」

保育士「これはタンポポと同じ黄色だね！タンポポじゃない？」

子「・・・（固）タンポポ・・・かな？」

などと、ひとつずつ写真と照らし合わせて会話をしていきました。

中には

「（写真のタンポポの葉っぱは）ギザギザ！」

「これはギザギザしてないよ！」

と、気が付く子もいました。よく見てくれています！

「写真とおんなじ？」

「おんなじだよー！」

ついに、原っぱの中で小さな黄色いタンポポを発見しました！

よく見ると、あちこちにいくつか咲いていて、「こっちにもあったよー！」と全員が見つけることが出来ました。

「綿毛のタンポポもあるかなぁ？」と探しましたが、この日は見つけられず涙

黄色いタンポポを園にお持ち帰りをしました。

園に戻りタンポポを飾ってから、お花紙あそびをしました。

初めてのお花紙あそび。

タンポポを見てきた後だったので、黄色をチョイス。

お花紙はうすく破けやすいですが、少しの風でとんだりします。

見本を見せながら、一緒に感触を楽しみました。

クシャクシャにしてみたり、破ってみたり、ヒラヒラさせてみたり・・・リボンやちょうちょうにも変身しました！

ひとしきり遊んだ後は、この黄色のお花紙を両面テープを前もって貼っておいた丸い画用紙にペタペタ！

さて、何になったでしょう？

正解は「タンポポ」です！

さっき見つけたタンポポに変身しました！

たくさんくっつける子もいれば、貼ったらすぐにはがす子、くっつく事に不思議そうにする子もいましたが、自分たちで探してきたタンポポになったので、子どもたちにもイメージしやすかった様です。

最後に葉っぱをくっつけて、完成です。

それぞれの個性が出ていて素敵ですね。

飾っていたタンポポはというと・・・

可愛い綿毛になっていました✨

黄色いタンポポが枯れた後、その下から綿毛のつぼみ？が成長し、ポロっと枯れた花が落ちると、綿毛がだんだんに開いてくる、という流れでした！

綿毛になったことを子どもたちに伝えると「わー！ほんとだ！」と嬉しそうで、無事、綿毛が飛んでいくところまでみんなで見ることが出来ました。

調べてみると、中には黄色いタンポポの花がうまく落ちずに枯れてしまう綿毛もあるそうです。

何気なく見ている道端に咲いているタンポポも、今はこの段階なんだということがわかり、「がんばれー！」と応援したくなります(^^)

大人になっても、「知る」ということの面白さを改めて感じました。