2023.02.10
<ドキュメンテーションと自己評価>
子ども中心の保育
保育者の振り返りにとっても大切な『自己評価』。
フェアリーランドが取り組んできた『ドキュメンテーション』と強いつながりがあるということを、月一回行われる保育会議にてフェアリーランド横浜センター北園の園長がまとめてくれました。
日々の保育、そして毎月の会議を通して、最良の保育とは何かを常に考えています。
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<ドキュメンテーションと自己評価>
フェアリーランドでは年に2回「組織目標」と「個人目標」を立て、半年ごとに自己評価、同僚評価、管理者評価を実施しています。自分自身の振り返りではありますが、欠点を探すのではなく、より保育の充実に向けた評価であること、質の高いスキルを目指すため同僚からの多様な視点でアドバイスを受ける機会として前向きに行っています。管理者の役割としても、共に働く仲間がより保育にやりがいを持てるように組織マネジメントを強化し、組織全体の生産性を向上させることを意識しています。
保育ドキュメンテーションでも同様です。日々の保育を記録し、中心には「子どもの実態」があります。今日の保育を思い返して、「○○ちゃん、こんな姿があったなぁ」という気づきから、そこには子どものどのような思いや興味・関心、育ちがあるか、どのような関わりを今後していくと良いかを省察することが大事です。
質の高い保育の維持と向上のためには、実践につながる「自己評価(振り返り)」が不可欠です。子どもを見て、常に「この子たちにとってどうなのか?」で評価する。これが子ども中心の保育だと思っています。
振り返りは保育の質の向上に生かされるだけでなく、保育者自身が成長するためにも欠かせません。保育のねらいと、それを受けた子どもの反応を照らし合わせて振り返ることの積み重ねは、保育者を大きく成長させます。保育の本質は、一人ひとりの子どもが伸びようとする意欲や可能性を支えることです。そのために保育者ができることを見つけ出すための最良の方法こそが、振り返りなのではないでしょうか。